漢人起源説とは? わかりやすく解説

漢人起源説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 05:10 UTC 版)

拓跋部」の記事における「漢人起源説」の解説

魏書』序紀において、拓跋氏黄帝の子孫としている。黄帝伝説人物であるが、漢民族古くから自らを黄帝の子孫としており、拓跋氏漢人とは同じ起源ということになる。『宋書』伝には、「索頭、姓は托跋氏といい、その祖先前漢将軍李陵後裔なり。陵は匈奴降り匈奴一部落の索頭部となる」とあり、拓跋氏祖先漢人李陵としている。また、翰苑』註所引の『漢名臣奏』では、「鮮卑秦始皇時代に、長城建築の際に逃亡した者たち」とあり、やはり漢人起源としている。これらの理由としては、匈奴人が西方系の深目・高鼻・多鬚・赤髪・緑目であったのに対し鮮卑人身体的に漢人酷似していたために、鮮卑漢人起源とされたと思われる

※この「漢人起源説」の解説は、「拓跋部」の解説の一部です。
「漢人起源説」を含む「拓跋部」の記事については、「拓跋部」の概要を参照ください。

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