演算子の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/15 09:34 UTC 版)
「J (プログラミング言語)」の記事における「演算子の種類」の解説
JはAPLの特殊文字を全てASCIIコードを組み合わせた演算子として扱うため、膨大な数の演算子を持つ。具体的には演算子の後にコロンやピリオドを加えると別の演算子として扱われる。またAPL同様、演算子を前置記法として使う場合と中置記法として使う場合にかなりはっきりとした意味の違いを持たせている。 一例を以下の表で表す、Jの演算は通常は算術演算子として扱うが、被演算子が1または0の場合は論理演算として扱われる。 演算子前置記法として使用する場合中置記法として使用する場合+ 共役複素数を返す。 足し算 +: 2倍にする。 (論理演算)否定論理和を返す。 +. 複素数の実数部と虚数部を分離してリストの形式で返す。 最大公約数(論理演算の場合は論理和)を返す。 * 符号(正なら 1、負なら _1、零なら 0)を返す。 かけ算 *: 2乗にする。 (論理演算)否定論理積を返す。 *. 複素数を極座標に変更してリストの形式で返す。 最小公倍数(論理演算の場合は論理積)を返す。 また J での計算順序は APL と同様に右の演算子が優先される。例えば 8 - 5 - 9 は8 − (5 − 9)であり、12が返される。
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