演奏と音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 10:25 UTC 版)
ドイツ音楽の正当な継承者と目され、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスなどの解釈で知られている。ドイツ音楽を得意としたゼルキンは、特にベートーヴェン演奏の評価が高かったが、録音には慎重で、コロムビア・レコードからの希望にもかかわらず結局ピアノソナタ全曲の録音を完成させなかった。晩年にはテラークで小澤征爾とのベートーヴェンのピアノ協奏曲や、ドイツ・グラモフォンでクラウディオ・アバドとのモーツァルトのピアノ協奏曲を録音。ゼルキンの古い録音の多くは廃盤となっていたが、生誕100年の2003年にソニー・クラシカルから相当数が復刻されている。また、オルフェオ等からライブ録音が時折発売され、そのなかでも特にラファエル・クーベリックとのベートーヴェンのピアノ協奏曲全集は評価が高い。 彼の息子であり、スタインウェイ・アーティストであるピーター・ゼルキンが幼少であったころ、良き友人であったカール・ウルリッヒ・シュナーベルにピアノを師事させていた。
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