温熱療法との併用(コントラスト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/07 00:55 UTC 版)
「アイシング (治療)」の記事における「温熱療法との併用(コントラスト)」の解説
温熱療法とは、患部を温めることで周辺の細胞の働きを活発にし、新陳代謝を促進させて筋肉の緊張・収縮をほぐして痛みを和らげる治療法である。アイシングと温熱療法を連続して行うことをコントラストという。具体的にはまずアイシングを行い、続けて患部を温める。そうすることでまず患部の炎症を抑え、その次に血液循環を向上させ炎症の原因物質の除去と筋肉への酸素供給を促進させて回復力を高める効果が得られる。コントラストはぎっくり腰や寝違えに対して効果的な治療法として知られる。 なお、負傷などの際にアイシングと温熱療法のいずれを選択するべきか迷う場合もあるが、患部が炎症を起こしている時に患部を温めるとアイシングをした場合とは逆の生理的効果がもたらされ、炎症が悪化してしまう。逆にアイシングを選択して炎症が悪化することはほとんどないとされる。
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