渡船国道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 14:22 UTC 版)
豊頃町・浦幌町の境界に当たる十勝川を渡る区間は、1992年(平成4年)11月まで旅来(たびこらい)渡船という渡船による連絡になっていた。旅来渡船場は、一日5便、小型ボートで両岸渡されたロープを人力で伝って航行するもので、人間以外は渡河することが出来ないものであった。 この渡船場は、1904年(明治37年)に創設され、1957年(昭和32年)には一般道道となり、1975年(昭和50年)に国道336号に昇格となった。河川を渡船でつなぐ国道は、ここが日本で最後であったが、十勝河口橋の開通(1992年12月8日)により、路線経路は大きく海側に移動し、姿を消した。豊頃町側の渡船の跡地(北海道道320号旅来豊頃停車場線と北海道道911号大津旅来線の交点付近)には「渡船記念の碑」が建立されている。なお、十勝河口橋の開通により、他に3箇所にあった十勝川の渡船場も廃止となっている。
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