河川形態型とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 20:54 UTC 版)
河川における上流、中流、下流の形態を特徴的に示すことによって河川そのものの保護や維持、生息する生態系の保護に広く利用されている方法。以下の組み合わせによって河川の形態を分類する。A型にはa型が、B型にはb型またはc型が対応する特徴を持ち、Aa型、Bb型、Bc型にして表すことによって上流、中流、下流の典型的な特徴を示す。また、これらの各型の移行型はAaBb型、BbBc型と表現することができる。 一つの蛇行区間における瀬と淵の出現形態とその数A型:多くの瀬と淵が交互に連続して出現し、上流に多く見られる型。 B型:瀬と淵が一つずつだけ出現し、中~下流に多く見られる型。 瀬から淵への流れ込み方による分類a型:滝のように激しく流れ込む型で上流に多い。 b型:比較的静かに流れ込むが水面が波立つ型で中流に多い。 c型:静かに流れ込み水面は殆ど波立たない型で下流に多い。 一般に、上流:Aa型(山地渓流型)→ AaBb移行型(中間渓流型)→ 中流:Bb型(中流型)→ BbBc移行型(中下流型)→ 下流:Bc型(下流型)である。
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