沖縄の枯葉剤問題との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 20:25 UTC 版)
「レッドハット作戦」の記事における「沖縄の枯葉剤問題との関連」の解説
2009年のアメリカ合衆国退役軍人省の文書に「レッドハット作戦に関する記録では、1969年8月から1972年3月の間に、沖縄で除草剤が貯蔵され、後に処分された」と記されており、枯葉剤との関連性が指摘されていた。 2012年8月7日になって、アメリカ陸軍化学物質庁(CMA)による2003年の報告書の中に関連する記述があることが報じられた。報告書によると、ベトナムから沖縄の牧港補給地区(キャンプ・キンザー)に持ち込み貯蔵していた枯葉剤の一種「オレンジ剤」エージェント・オレンジ 55ガロン入りドラム缶25000個(総量5200キロリットル)を、ベトナム戦争最中の1972年、アメリカ空軍がジョンストン島北西にある「レッドハットエリア」に輸送していた。ジョンストン島では枯葉剤113トンがのちに土に漏れ出ており、また、1977年にオランダ船「バルカヌス」の上で、海上で焼却処分されたという。以上のことは、ベトナムからの枯葉剤輸送がレッドハット作戦の一部であったことを示唆している。
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