汎用用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 15:08 UTC 版)
通常は確立された形質の異系統間交雑から産生された個体を雑種と呼称する。犬の異なる品種の間の仔や、ラン科の種間交雑によるものなどが例出される。 一般に生物は、近隣種を除いては交雑できないか、子が生まれても不妊になる場合が多い。これは生殖的隔離と呼ばれ、配偶行動、生殖器の構造、精子と卵子の表面にあるタンパク質によるカギ構造など、多層的な仕組みに由来するとされる。ただ亜種のような近いレベルでは交配が可能で、生まれた子には双方の遺伝的性質が現れる場合が多い。また、カイコ(n = 28)と日本産クワコ(n = 27)のように染色体の本数が異なっている種でも、遺伝的に近い種では種間交雑が可能であり、さらにその子孫にも妊性(稔性)があるという例もある。
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