水なし印刷とエレクトロニクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 15:33 UTC 版)
「水なし印刷」の記事における「水なし印刷とエレクトロニクス」の解説
水なし印刷は、被吸収体への印刷が可能あり、かつ画像の再現性にもすぐれていること、インキが厚盛できるなどの特徴があり、エレクトロニクス分野での印刷にも使用されている。 東レと大日本スクリーン製造株式会社(株式会社SCREENホールディングス)は、プリント配線板の新規パターン印刷システムを水なし印刷をもとに、1983年に開発・発表した。 版材は、アルミニウム基板にショアA硬度70~75の弾性ゴム層を積層し、その上に画像形成感光層とシリコーンゴム層を重ね、最上層に露光時のネガフィルムの密着性を付与したポリマー層で構成されたものである。EGプレートと称されたが、コスト面での課題から、現在は製造を中止している。 しかし、通常のオフセット用版材は、現在でもスクリーン印刷方式で印刷された分野の代替として、ICチップのマーキングやプリント回路の印刷などに使用されている。 過去には、液晶表示装置のカラーフィルタ印刷に適用された例もある。
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