気象現象が起こる範囲とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 気象現象が起こる範囲の意味・解説 

気象現象が起こる範囲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 14:51 UTC 版)

気象」の記事における「気象現象が起こる範囲」の解説

地球の大気地表から高度数km程度までで、地表から順に対流圏成層圏中間圏熱圏命名され、これらの層内には地球の重力捉えられ気体存在している。地表から熱圏中間圏境界である高度約80kmまでは、大気の組成窒素78%・酸素21%・その他微量成分1%一定であり、それ以上の高度では高度が上がる従い分子量大きな重い成分から減少する。高度約80kmまで成分一定なのは、この範囲空気混合起こっているためである。そのため、気象現象が起こる範囲はこの高度約80kmまでと考えることが多い。 地表気圧標準大気圧1 気圧(= 1013.25 hPa)の前後数十hPa範囲内にある。高度が上がる従い気圧低くなり、また気温低くなる。ただし、気温低下するのは赤道付近では約16kmまで、中緯度では約11kmまで、北極・南極付近では約8kmまでである。これ以上の高度に行くと気温一定逆に上昇する。この気温低下止まるところを対流圏成層圏境界対流圏界面といい、ほとんどの気象現象はこの対流圏内で起こる。地上降らせる対流圏内に存在するもくもくと湧き上がる背の高い積乱雲も、対流圏界面突き抜けることはない。一方成層圏中間圏にも強い風吹いている ほか、真珠母雲夜光雲発生するが、対流圏影響与えることはほとんどない

※この「気象現象が起こる範囲」の解説は、「気象」の解説の一部です。
「気象現象が起こる範囲」を含む「気象」の記事については、「気象」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「気象現象が起こる範囲」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「気象現象が起こる範囲」の関連用語

1
6% |||||

気象現象が起こる範囲のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



気象現象が起こる範囲のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの気象 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS