比嘉太郎の遺産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 07:57 UTC 版)
2015年4月24日、長男で、米カリフォルニア州在住の県系3世比嘉アルビン(愛作)さんが来沖。大田昌秀元知事との交流を語り、比嘉の残した多くの写真や手記は県立公文書館などに寄贈されたことなどを語った。また宜野座村などを訪れる前の晩、父親が夢に出てきて「うちなーぐちが沖縄を助けたが、今は話せる人が少なくなり危機的な状況だ。うちなーぐちを助けてほしい」と語ったと伝えている。アルビンさんは「これからうちなーぐちを勉強したい」と語った。 2015年8月10日、NHK が比嘉のドキュメンタリードラマ『戦場の真心(チムグクル)〜沖縄を救った日系人〜』を放映。監督は中江裕司監督、出演とナレーターはガレッジセールのゴリ。ロケも両親の故郷である北中城村島袋で住民がエキストラとなり行われた。 2017年3月5日、うるま市のうるま市民芸術劇場の敷地内に「海から豚がやってきた」記念碑が建てられた。翌年、下嶋はアメリカでの講演でこう語っている。 ことの始まりはこうです。まずハワイに、沖縄を救えとの一粒の種子を蒔いた若き二世がいました。沖縄救済運動や市民権獲得運動など、社会のために尽くしたことで知られる比嘉太郎です。このたった一粒の種子はハワイあげての大運動に広がったばかりではなく、あたかも鳳仙花の実のはじけるがごとく、世界のウチナーンチュ社会という豊かな土に拡散したのでした。
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