比喩表現としての銀の弾丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 21:22 UTC 版)
「銀の弾丸」の記事における「比喩表現としての銀の弾丸」の解説
転じて、通常の手段では対処が厄介な対象を、たった一撃で葬るもの、という比喩表現として用いられる場合が多い。例えば、ある事象に対する対処の決め手や特効薬、あるいはスポーツで相手チームのエース選手を封じ込める選手などを表現する場合に用いられる。また、ソフトウェア工学では、OS/360の開発で苦闘したフレデリック・ブルックスが、『人月の神話』(原書:1975年)において「『どんな場合であれ通用する』ような、『万能な解決策』は存在しない」というたとえとして「銀の弾などない」と述べた例がよく引き合いに出され、しばしばある種の企業の広告などに見られるそのような主張に対して言われる言葉になっている。 似たような意味で使われる語句としては、次のものがある。 王の道 魔法の弾丸 ゴールデンハンマー(マズローのハンマー、道具の法則):一つの目的に作られた物を複数の用途に使用する行為についての確証バイアスの事。心理学者のアブラハム・マズローは「興味深いことに、金槌しか道具を持っていない人は、何もかも釘であるかのように取り扱う。」と言ったことから。マズローより昔からバーミンガムスクリュードライバーは金槌の意味で使われている。 特効薬
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