歴史的用語としての同和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 17:12 UTC 版)
「大正」からの改元にあたり「昭和」の元号が決定する際、対立候補として最後まで残ったのが「同和」であった。 日本の人権問題において、部落差別解消のための運動の事である。この意味の「同和」は「同胞融和(どうほうゆうわ)」の略語で、戦前は「融和」(→融和運動)と略される事が多かったが、戦後は「同和」と略されるようになった。一般人と部落民との結婚を同和結婚、部落解放促進のための教育を同和教育、部落の環境改善のための事業を同和対策事業、その際に指定された地区を同和地区という。この用語の由来である「同胞融和」という概念が天皇制・皇室崇拝に通じるとの立場から、「いわゆる同和」との意味合いでカギカッコをつけて「同和」と表記する場合もある。
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