歴史上のソフトウェア——BITNIC LISTSERV (1984-1986年)
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IBM VM汎用機でメーリングリストを実装できるプログラムで、1984年にアイラ・フュークス(英語版) (Ira Fuchs)、ダニエル・オバースト (Daniel Oberst)、リッキー・ヘルナンデス (Ricky Hernandez) が開発した。このメーリングリストサービスはLISTSERV@BITNICとして知られ、たちまちBITNETの主要なサービスとなった。Sendmailのエイリアス (電子メールアドレスをほかの電子メールアドレスやプログラムへの転送に使える仕組み) と似た、手作業で管理される機能を提供した (当時、SendmailはIBM汎用機では動作しなかった)。1986年にトーマスのLISTSERVがリリースされてから、LISTSERV@BITNICはリストの自動管理機能を提供できるよう強化されたが、数箇月後にBITNICがトーマスのLISTSERVをインストールしたため、放棄された。 同じころ、ノースカロライナ州立大学がBITNICのコードのコピーを入手して同大学の汎用機で稼働させていた (LISTSERV@NCSUVM)。これは実際には、アラン・B・クレッグ (Alan B. Clegg) による改良を施した改造版のコードであった。同大学も1986年にトーマスのLISTSERVに切り替えた。 BITNICの製品とトーマスの製品は、名前は同じだが無関係である。両製品とも、互いのコードを使ってはいない。
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