歩兵師団グロースドイッチュラント 1942年
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「グロースドイッチュラント師団」の記事における「歩兵師団グロースドイッチュラント 1942年」の解説
オリョール近郊で補充と再装備を受けた連隊は再編成と増強をうけ、自動車化歩兵師団グロースドイッチュラント(Infanterie-Division Großdeutschland)となった。既存の連隊はグロースドイッチュラント第1歩兵連隊となり、新たにグロースドイッチュラント第2歩兵連隊、オートバイ狙撃兵大隊GDが加わった。その他、第100戦車連隊第1大隊を基幹として戦車大隊GD、第192突撃砲大隊を基幹として突撃砲大隊GD、第643戦車駆逐大隊を基幹として戦車駆逐大隊GD、第622砲兵連隊本部・第400砲兵大隊・第109砲兵連隊第1大隊・第646砲兵大隊から砲兵連隊GDが編成され、第285陸軍対空砲大隊が対空砲大隊GD、第43突撃工兵大隊が工兵大隊GDとして、それぞれ師団に編入された。 再編成後、師団は「青の場合(Fall Blau)作戦」において第48装甲軍団所属となり、スターリングラード攻防戦に投入された。師団はドン川渡河およびヴォロネジ占領の役目を担った。8月、師団はドネツ川北岸に後退し、機動予備および反撃部隊として置かれた。赤軍の「マーズ作戦」(ソ連軍のルジェフ(Rzhev)突出部攻撃作戦)により、師団はルジェフ近郊で激しい雪中戦を繰り広げた。
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