武珍州城の戦い
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武珍州城の戦い(ムジンジュソンのたたかい)は、西南海を制圧したキョンフォン軍とこれに対抗する新羅軍との戦い。場所は武珍州城(現在の全羅南道光州広域市)。新羅への反抗を宣言したキョンフォンは、武珍州を制圧するため、武珍州城に向けて出兵した。キョンフォン軍は武珍州城へ向かう途上で兵力を増し、その兵力は5千を越えていた。兵力で劣る新羅軍はシン・ガンの意見により抗戦を決定する。キョンフォン軍は、先鋒のチュ・ホジョが正面から、スダルが城の裏手から攻めることになった。 キョンフォン軍の指揮官はキョンフォン、ヌンエ、ヌンファン、チュ・ホジョ、スダル、キム・チョン、パン将軍、コムチ、オクセ。新羅軍の指揮官はシン・ガン。兵力はキョンフォン軍約5千、新羅軍約1千。 チュ・ホジョが正面より攻撃を開始する。キム・チョンとヌンエがその援護をする。そのさなか、武珍州の都督は自殺してしまう。新羅軍はシン・ガンが中心となって防戦する。数は劣るものの、新羅軍の必死の防戦により戦闘は膠着状態となる。しかし、城の裏門を陥落させたスダル、コムチ、オクセが城内の侵入に成功。正門も突破され、キョンフォン軍は続々と城内に侵入した。新羅軍は数に勝るキョンフォン軍に次々と討ち取られる。守将のシン・ガンは、パン将軍の矢で手傷を負って捕らえられる。 この戦いの勝利により、キョンフォンは武珍州を手に入れた。なお、捕らえられたシン・ガンは、キョンフォンの配下となった。
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