正式受注
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/19 02:01 UTC 版)
「イギリス鉄道800形」を参照 2009年2月に、日立はイースト・コースト本線(ロンドン - エディンバラ間、距離700km)やグレート・ウェスタン本線(距離300km)を走行する高速鉄道車両の製造の優先交渉権を得た。 そしてキャメロン政権の歳出削減政策による一時の交渉凍結を経て、2012年7月にシーメンス、アルストム、ボンバルディアの鉄道ビッグ3との受注競争に打ち勝って、596両の高速鉄道車両の製造と2017年から27年間にわたる車両のリースと保守事業を、45億ポンド(受注時の為替レートで約5,500億円)で一括受注した。さらに2013年7月には、追加で800形電車の270両の製造と27年間にわたる車両のリースと保守事業を12億ポンド(受注時の為替レートで約1,800億円)で一括受注した。 受注した車両は最高速度200km/hで、5両編成(定員約300人)と9両編成(定員約600人)で運行される。これを受けて日立は8200万ポンド(2013年11月時点の為替レートで120億円)を投じて英北部カウンティ・ダラムのニュートン・エイクリフに車両生産工場を建設し、研究開発スタッフとして新たに730人を雇用し、2016年から月産35両のペースで車両を生産し、最終的に総計866両の車両を提供する。車両のリース事業は日立の子会社などが出資する特別目的会社アジリティ・トレインズによって行われる。 2013年11月1日、ニュートン・エイクリフで工場の着工式が執り行われた。 ニュートン・エイクリフ工場の開所式はパトリック・マクローリン運輸相らを招いて2015年9月3日に行われた。
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