正典、続編、外典、偽典など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:44 UTC 版)
「キリスト教」の記事における「正典、続編、外典、偽典など」の解説
詳細は「正典」、「聖書正典」、「第二正典」、「旧約聖書続編」、「タナハ」、「外典」、「偽典」、および「en:Biblical canon」を参照 聖書に属すると認められている文書群を聖書正典と呼ぶが、どこまでを正典とみなすかには教派毎に差がある。(教派毎の詳細な正典一覧はBiblical canonを参照)。 新約聖書に関しては、正典の範囲に教派毎の差がほとんどなく、カトリック、プロテスタント、東方正教会、ほとんどの東方諸教会が同一の27書を正典とする。 一方、旧約聖書に関しては教派ごとの異同が激しい。プロテスタント(39書)よりもカトリック(46書)の方が多くの文書を含み、カトリックよりも東方正教会(51書)や東方諸教会の方が多くの文書を含む。プロテスタントがカトリックよりも文書数が少ないのは、カトリックが使っていた旧約の文書のうちヘブライ語で書かれたもののみを正典と認めたことによる。こうした理由により、プロテスタントの旧約聖書に含まれている文書はユダヤ教の正典であるタナハに含まれる文書と同じである。 各教派において聖書正典に含まれなかった文書群を第二正典、続編、外典、偽典等と称するが、これらが示す範囲は言葉ごとに異なる。
※この「正典、続編、外典、偽典など」の解説は、「キリスト教」の解説の一部です。
「正典、続編、外典、偽典など」を含む「キリスト教」の記事については、「キリスト教」の概要を参照ください。
- 正典、続編、外典、偽典などのページへのリンク