機体からの投棄物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 15:48 UTC 版)
「FOD (航空用語)」の記事における「機体からの投棄物」の解説
1981年9月28日、非常に珍しいFODによる事故がチェサピーク湾で発生した。F/A-18ホーネットが飛行試験を実施中、アメリカ海軍の海軍航空試験センターのA-4スカイホークが、チェイス機としてホーネットの爆弾用ラックの投棄試験を撮影していた。投棄された爆弾用ラックがスカイホークの右翼に衝突し、翼のほぼ半分が切り取られた。衝突後数秒でスカイホークは火を噴き、搭乗していた2名のパイロットは射出座席により脱出した。 1991年12月27日、スウェーデンのストックホルム・アーランダ空港を離陸直後のスカンジナビア航空751便(マクドネル・ダグラス MD-81)の両エンジンに、主翼に着氷した氷が剥がれ落ちて吸い込まれた。パイロットは氷を吸い込んだことによるサージングに対処するため推力を下げたが、オートスロットルが出力を誤って上げたため、エンジンが停止。機長は、空港付近の平原に機体を不時着させた。
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