樹海からは抜け出せない
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 04:43 UTC 版)
「青木ヶ原樹海は一歩入ると出られない」という俗説があるが、先にも述べているように遊歩道もあり、案内看板も多く、近くにはキャンプ場や公園、樹海を一望できる展望台、風穴、氷穴などがある観光地であり、さらに富士河口湖町公認のネイチャーガイド付きのツアーもあるなど、ピクニック等を楽しむこともできる場所である。 問題なのは遊歩道を外れて森に入った場合で、遊歩道より200 - 300メートル以上離れた地点で遊歩道や案内看板が見えない場合は、360度どこを見ても木しかなく、高低差に乏しい特徴のない似たような風景が続いており、また足場が悪くまっすぐ進めないため迷って遭難する危険がある。もっとも、これは青木ヶ原樹海に限ったことではなく、深い森ならどこでも同じである。 なお陸上自衛隊富士学校のレンジャー課程の大部分は青木ヶ原で行われる。コース創設当初、「二度と生きては帰れない」という噂から、誰も現地調査に行きたがらなかったのに対し、アメリカ陸軍レンジャー課程を修了した二人の幹部自衛官があっさりと目標地点まで踏破してみせて、訓練場として選定された。
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