標的RNAの分解と抗ウイルス活性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/13 06:33 UTC 版)
「ヘアピンリボザイム」の記事における「標的RNAの分解と抗ウイルス活性」の解説
ヘアピンリボザイムは他のRNA分子標的を切断できるように改変されている。ヘアピンリボザイムの基質特異性の大部分はヘリックス1、2内での単純なワトソン・クリック型塩基対形成によるものであるため、こうした改変が可能となっている。 ヘアピンリボザイムの治療目的での開発で特に関心が持たれている領域としては、病原性ウイルスの複製の防止が挙げられる。抗ウイルス活性を持つリボザイムが作製され哺乳類細胞内での発現が行われており、さまざまな改変型リボザイムが発現細胞にHIV-1、HBV、シンドビスウイルス(英語版)の感染に対する耐性を付与することが示されている。
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