標本の回収
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/10 14:43 UTC 版)
「タギシュ・レイク隕石」の記事における「標本の回収」の解説
最初の隕石片は、落下から1週間後の2000年1月下旬、地元住民のジム・ブルックによって回収された。最善の方法で回収された隕石片は、冷凍された状態のまま研究機関へ持ち込まれた。その汚染の少ない隕石片の初期の分析には、NASAジョンソン宇宙センターの研究者も加わった。残りの破片は、2000年4月まで積雪に覆われた状態が続き、雪解けを待って、カルガリー大学、ウェスタンオンタリオ大学の研究者が捜索に努め、410の破片を回収した。後から回収された隕石片の大部分は、数cmから深いものでは20cm程度氷に埋まっており、融解した水たまりから、あるいは湖面の氷を切り出して回収された。 汚染の少ない「無垢の」タギシュ・レイク隕石片は、全部で重さ850g以上になり、現在は王立オンタリオ博物館とアルバータ大学に保管されている。2000年の4月から5月にかけて回収された、状態がやや劣化した隕石片は、主にカルガリー大学、ウェスタンオンタリオ大学に収蔵されている。回収された最大の破片の重さは、およそ2.3kgであった。
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