構造形式による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 03:45 UTC 版)
構造形式による分類として、木構造、鉄筋コンクリート構造、鉄骨造、鉄筋・鉄骨コンクリート造、補強コンクリート造、石造、レンガ造などがある。 木構造・木質構造木構造とは主要構造部に木材を用いた構造で、軸組式、壁式、組積式がある。 軸組式軸組式は柱・梁・桁といった軸組を主体とする日本の伝統的な工法である。軸組構法(在来工法)ともいう。柱の内側に壁を仕上げる様式を真壁造り、柱の外側を壁で覆う様式を大壁造りという。 壁式壁式はツーバイフォー工法などに代表される工法である。ツーバイフォー工法(2×4工法)は北米で開発された2×4の壁材を主要な構造材とする工法である。 組積式組積式は線状材を井桁状に組み上げるもので校倉造などに代表される工法である。 鉄骨構造・鋼構造(S造) 鉄筋コンクリート構造(RC造)鉄筋コンクリート構造は主要構造部に鉄筋コンクリートを用いた構造である。コンクリートは圧縮に強いが引っ張りには弱く、鉄筋は引っ張りには強いが圧縮に弱い(座屈を生じる)という弱点を鉄筋コンクリートにすることで相互に補完している。また、鉄筋コンクリートにすることで耐火性も向上し、コンクリートのアルカリ分によって鉄筋の酸化を防いでいる。 鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造) コンクリート充填鋼管構造(CFT造) 補強コンクリートブロック造(CB造) 膜構造
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