構造および反応性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/18 08:02 UTC 版)
「Eu(fod)3」の記事における「構造および反応性」の解説
Eu(fod)3はEu(III) 中心に結合した3つの二座配位(英語版)アセチルアセトナート配位子(英語版)から成る。この金属原子はf6の電子配置を持つ。これら6つの電子は不対電子(それぞれが異なるf軌道を単独で占有している)であり、これによって分子は高度に常磁性となる。この錯体はルイス酸であり、配位数を6から8に拡張することができる。錯体はエーテル中の酸素原子やアミン中の窒素原子といった「硬い」ルイス塩基に対して特に親和性を示す。非極性溶媒に可溶であり、アセチルアセトンやヘキサフルオロアセチルアセトン(英語版)の類縁錯体よりもよく溶ける。Fod配位子はヘプタフルオロ酪酸の誘導体である。
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