構造およびスペクトル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/24 02:23 UTC 版)
「N,N'-ジシクロヘキシルカルボジイミド」の記事における「構造およびスペクトル」の解説
DCC中のカルボジイミド基 (N=C=N) を含む C-N=C=N-C の部分は直線構造をしており、アレンの構造と相関している。カルボジイミドを特徴づける3つの主要な共鳴構造は以下の通りである。 RN = C = NR ⇄ RN + ≡ C − N − R ⇄ RN − − C ≡ N + R {\displaystyle {\ce {RN=C=NR\ \rightleftarrows \ RN^{+}\equiv C-N^{-}R\ \rightleftarrows \ RN^{-}-C\equiv N^{+}R}}} DCCのN=C=N結合は赤外分光スペクトルにおいて2117 cm-1に特徴的な吸収を与える。15N NMRでは硝酸を標準物質として高磁場側275.0 ppmに特徴的なケミカルシフトが見られ、13C NMRではTMSを標準物質として低磁場側139 ppmに特徴的なピークが見られる。
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