構想から作曲に至るまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 14:18 UTC 版)
「ファウスト (グノー)」の記事における「構想から作曲に至るまで」の解説
1839年にローマ賞を獲得したグノーは、ローマ留学中の1839年から1842年までの間に、ジェラール・ド・ネルヴァルによってフランス語に翻訳されたゲーテの『ファウスト』を愛読しており、その第一部をオペラ化にすることに興味を抱くようになる。実際にグノーは早くても1849年頃には、既に教会の場面における音楽の作曲を試みているが、この時点ではまだ構想の段階であったため、作曲は途中で中断することにし、本格的に作曲が始められるのは6年後の1855年になってからのことだった。1850年にギリシャの女流詩人を題材にした3幕のオペラ『サッフォー(英語版)』(Sapho)でオペラ作曲家としてデビューを果たす。以降オペラの作曲に全力で注いだが、いずれも失敗に終わっている。
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