概説・人物とは? わかりやすく解説

概説・人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/31 10:27 UTC 版)

庄松」の記事における「概説・人物」の解説

妙好人庄松は、鈴木大拙によって世に紹介された。大拙は「浄土系信者の中で特に信仰厚く徳行富んでいる」(『日本的霊性』)と、庄松言行評価し以後現代に至るまで浄土真宗門徒中心に広く知られている庄松は、讃岐国大内郡土居村(現 香川県東かがわ市土居)に、谷口清七の子として生まれた小作農の家であったので貧しく、縄ないや草履づくりなどもし、その間にも子守寺男としても働いていたと伝えられている。生涯独身通し僅かな田畑耕して生涯終えた庄松性格直情径行であったので、さまざまな苦悩あったようであるが、役僧周天によって導かれて次第にその信仰深めていったといわれる庄松信仰属していた講(真宗信仰者組織)が身口意三業帰命厳しく説くものであった。その言行時には一言居士直言にも似た皮肉に満ちたものでありながらも、暖かい慈悲の心が感じられるものが多い。

※この「概説・人物」の解説は、「庄松」の解説の一部です。
「概説・人物」を含む「庄松」の記事については、「庄松」の概要を参照ください。

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