概要:形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/17 07:45 UTC 版)
12小節からなり、おおむね次のようなコード進行で構成される。時代が進むに連れてコード進行は変化していく。 代表的なブルース形式の例 C Majorのキーで記す。 古典的な例C7 C7 C7 C7 F7 F7 C7 C7 G7 G7※ C7 C7 ※ F7 が使われることもある。 ビ・バップ時代の例C7 F7 C7 Gm7 C7 F7 F#dim7 C7 Em7 A7 Dm7 G7 C7 Am7 D7 G7 リハーモナイズ例 1C7 F7 C7 Gm7 C7 F7 F#dim7 C7 Em7♭5 A7♭9 Dm7 G7 C7 Am7 D7 G7 リハーモナイズ例 2C7 F7 F#dim7 C7 onG Gm7 C7 F7 F#dim7 C7 onG Em7♭5 A7♭9 Dm7 G7 C7 A7 D7 G7 以上は代表的な例であり、さまざまにリハーモナイズされるので、すべての例をあげることはできない。 黒人が詠む3行詩にコードで伴奏を付けたのが由来とされる。 1コーラスは4小節毎に3つに分けることができる。 A(12小節) = a(4小節) + a'(4小節) + b(4小節) 歌詞は4小節内に一行、1コーラスで3行詞となる。 a = 一行詞 a' = aの繰り返し b = 結尾 コード進行も4小節毎の3部構成に分けられる。 a = 主和音を強調 a' = 下属和音から主和音へ解決 b = 属和音から主和音へ解決 ごく基本的な3つの和音で構成されていることから演奏者はブルースを「スリーコード」と呼ぶことがある。
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