概念と変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 19:17 UTC 版)
スロボダという言葉の初出は10世紀-11世紀であり、広く普及するのは12世紀からである。12世紀から18世紀前半におけるスロボダとは、国家や封建領主への納税義務を一時的に免除された集落(要塞を含む)を指す言葉だった。原則的には完全・恒久の免除がなされていたわけではなく、その免除の内容は状況に応じて変更された。 スロボダへの最初の移住者にはポダチや兵役を免除された。これらの多くはコサックによる新興開拓地であり、その出現には免税が拍車をかけていた。 18世紀前半には、スロボダへの免税制度は廃止され、スロボダは通常の村や都市風の集落を指す言葉となった。1900年頃の百科事典の定義では、スロボダとは「1つ以上の教会がある、もしくはヤルマルカ(ru)(定期市)の行われる、もしくは郡役所のある大村」であり、また、「農業はほぼ行われず、工場を有する工業村」とされている。
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