桜ノ雨プロジェクト
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「桜ノ雨」はネット上で大きな人気を集めるとともに、ファン有志により「桜ノ雨」関連の動画がニコニコ動画に多数投稿されるようになる。人気の広がりを受け、absorbの3人とインターネットで知り合った人々とで一緒に「桜ノ雨」を発展させて行こうという「桜ノ雨プロジェクト」が発足し、歌唱したデータを集めネット上で合唱を披露する企画等が始められた。absorbサイト内に作られた特設ページ「桜ノ雨学園」には、多くの学校の生徒や先生から卒業式で歌いたいとのオファーが集るようになる。こうした中で、2008年12月にabsorbは「桜ノ雨」のシングルでメジャーデビュー。2009年3月にはプロジェクト有志の発案から、埼玉スーパーアリーナ展示ホールにて「桜ノ雨プロジェクト」主催イベント「桜ノ雨学園卒業式」が行われた。2009年の卒業式は「桜ノ雨プロジェクト」最後の企画とされていたが、翌2010年にも横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールで「第2回桜ノ雨学園卒業式」が開かれている。第2回の卒業式では、従来の合唱にプラスしてブラスバンドアレンジを施した「桜ノ雨 -祝奏歌-」が、absorbメンバーと会場の300人による合唱、八千代松陰高等学校吹奏楽部の合奏によって披露された。「桜ノ雨 ―祝奏歌―」は2010年4月に発売されたミニアルバム『学園』に収録されている。 「桜ノ雨」は、元々は初音ミクをイメージして作られた曲であるが、森は「ライブで歌ったら、初音ミクに留まらずabsorbとして僕らのメッセージであり、またこの曲を聴いてくれる人達の全てのメッセージでもあると気づきました。この〈桜ノ雨〉がこの国でいつまでも歌い継がれていくことが僕らの夢です」 とコメントしている。2009年に音楽情報サイトBARKSで行われた「卒業式で卒業ソングを歌ってほしいアーティスト」のアンケートでは、absorbが10代20代、特に現役の高校生世代から大きな支持を集め、GACKT(該当曲:野に咲く花のように)、コブクロ(該当曲:桜など)に次ぐ3位にランクインした。2008年度(2009年)には全国119校の中学、高校の卒業式で合唱され、2009年度(2010年)も3月21日までに95校で合唱されたことが報じられている。
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