株価約0.33円
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 21:22 UTC 版)
「サンライズ・テクノロジー」の記事における「株価約0.33円」の解説
上記のようにサンライズ・テクノロジー株を利用した個人投資家の投機的取引によってシステムトラブルを起こした大証は同年、「株式の1売買単位当たりの月間平均価格が10,000円未満で債務超過の企業は上場廃止」との新たな上場廃止基準を設け、市場のクールダウンを目論んだ。サンライズ・テクノロジーの場合は売買単位が1000株単位だったので「株価が10円を下回ると上場廃止」という事態になった。 このためサンライズ・テクノロジーは上場廃止を逃れるため、2004年11月、株式1000株を1株へ株式併合するという奇策に打って出た。理論上は1株あたりの価値が1000倍になるため、株価1円の株は併合後1000円程度になるはずだったが、同時に債務超過対策として転換社債を乱発していたことや上述のトラブルなどで同社株への不信感が投資家の間で広がっていたこと等があって、株式併合後サンライズ・テクノロジー株は連日のようにストップ安を繰り返し、結局寄り付いた株価は331円。旧株換算で株価約0.33円だった。それでも「株価10円以上」という基準はクリアできたことで上場維持には成功した。
※この「株価約0.33円」の解説は、「サンライズ・テクノロジー」の解説の一部です。
「株価約0.33円」を含む「サンライズ・テクノロジー」の記事については、「サンライズ・テクノロジー」の概要を参照ください。
- 株価約0.33円のページへのリンク