柏葉付騎士鉄十字章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 00:58 UTC 版)
騎士鉄十字章を受章した者でさらに戦功を立てた者は柏葉付騎士鉄十字章(Ritterkreuz des Eisernen Kreuzes mit Eichenlaub)を受章した。柏葉章だけを手渡され、すでに授与された騎士鉄十字章の上部の吊り輪に柏葉章を加えて装着した。柏葉は1813年に最初に鉄十字章を導入したプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の妻ルイーゼ王妃を記念したものとされる。勲記については受章者と総統の名前の他、鷲章も赤茶色インクではなく金箔で書かれていた。フォルダの革は白色で金箔の鷲章がデザインされていた。 882名のドイツ軍人が受章している。また、外国人受章者としてベルギーのレオン・ドグレル(en:Léon Degrelle)、エストニアのアルフォンス・レバネ(en:Alfons Rebane)(ただし1945年5月8日付のため、大戦中の受章ではない)、ルーマニアのペトレ・ドゥミトレスクとミハイ・ラスカルとコルネリウ・テオドリニ、日本の古賀峯一と山本五十六、 スペインのアグスティン・ムニョス・グランデス、フィンランドのカール・グスタフ・エミール・マンネルヘイムの9名がいる。 この勲章まで受章したドイツ軍人として著名な者にはフリードリヒ・パウルス(陸軍元帥)、エルンスト・ブッシュ(陸軍元帥)、ヴィルヘルム・フォン・レープ(陸軍元帥)、フェードア・フォン・ボック(陸軍元帥)、ゲオルク・フォン・キュヒラー(陸軍元帥)、マクシミリアン・フォン・ヴァイクス(陸軍元帥)、ハインツ・グデーリアン(陸軍将軍)、ギュンター・フォン・クルーゲ(陸軍将軍)、アルフレート・ヨードル(陸軍将軍)、ヴァルター・フォン・ザイトリッツ=クルツバッハ(陸軍将軍)、ウェルナー・ケンプフ(陸軍将軍)、カール・デーニッツ(海軍総司令官)、ギュンター・プリーン(Uボート艦長)、ヘルムート・ヴィック(空軍エースパイロット)、ヴァルター・クルピンスキー(空軍エースパイロット)、テオドール・ワイセンベルガー(空軍エースパイロット)、テオドール・アイケ(武装親衛隊将軍)、アルフレート・ヴェンネンベルク(警察将軍)、マティアス・クラインハイスターカンプ(武装親衛隊将軍)、オットー・スコルツェニー(武装親衛隊将校)、ブルーノ・シュトレッケンバッハ(武装親衛隊将軍)、ヨハネス・ミューレンカンプ(武装親衛隊将校)などがいる。
※この「柏葉付騎士鉄十字章」の解説は、「騎士鉄十字章」の解説の一部です。
「柏葉付騎士鉄十字章」を含む「騎士鉄十字章」の記事については、「騎士鉄十字章」の概要を参照ください。
- 柏葉付騎士鉄十字章のページへのリンク