松本試案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 08:44 UTC 版)
松本試案(まつもとしあん、松本案)とは、松本烝治国務大臣(憲法問題調査委員会委員長)が主体となって作成した大日本帝国憲法の改正私案[1]。先に松本が作成した「憲法改正私案(一月四日稿)」(松本私案)[2]を要綱の形にまとめた文書であるため、「憲法改正要綱」[3]と題されている。
- ^ 憲法改正要綱、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ a b 松本国務相「憲法改正私案」、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ a b c GHQに提出した「憲法改正要綱」、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 近衛国務相・マッカーサー元帥会談録、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 両者の調査は、昭和天皇からの下問に対する奉答という形で行われた。同年11月22日には近衛が「帝国憲法改正要綱」を、同年11月24日には佐々木が「帝国憲法改正の必要」を天皇に提出した。
- ^ 近衛文麿の憲法改正要綱、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 佐々木惣一「帝国憲法改正ノ必要」、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 幣原首相・マッカーサー会談、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 憲法問題調査委員会は、同年10月27日に行われた第1回総会で、委員会設置の趣旨が説明され、以後1946年(昭和21年)2月2日まで7回開催された。
- ^ 憲法問題調査委員会設置ノ趣旨、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 松本国務相「憲法改正四原則」、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 松本委員会「憲法改正要綱」と「憲法改正案」、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 毎日新聞記事「憲法問題調査委員会試案」、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 宮沢甲案・乙案、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ GHQ草案、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ GHQ草案手交時の記録、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 日本国憲法「3月2日案」の起草と提出」 の発表、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ GHQとの交渉と「3月5日案」の作成、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 「憲法改正草案要綱」 の発表、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 口語化憲法草案の発表、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ 「帝国憲法改正案」(帝国議会に提出)、国立国会図書館、「日本国憲法の誕生」。
- ^ シロニー(2003)、312-314頁 (第8章『謎多き武人天皇』、21『天照の末裔と神の子イエス』、『「神道指令」と「人間宣言」』および『守られた神道の聖域』)を参照。)
- ^ “佐々木惣一「帝国憲法改正ノ必要」 1945年11月24日 | 日本国憲法の誕生”. www.ndl.go.jp. 2024年3月9日閲覧。
- 1 松本試案とは
- 2 松本試案の概要
- 3 松本試案と関連する憲法案
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