東京府・埼玉県東部・千葉県・神奈川県・山梨県 (1907 - 1920)
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「第1師管」の記事における「東京府・埼玉県東部・千葉県・神奈川県・山梨県 (1907 - 1920)」の解説
1907年にさらに師団数が増えたとき、明治40年軍令陸第3号(9月17日制定、18日公布、漸次施行)で陸軍管区表が改正され、関東地方北部に第14師管が設けられた。第1師管は群馬・栃木・茨城3県を第14師管に割き、長野県をやはり新設の第13師管と第15師管に譲って、関東地方南部を占めることになった。東京府・神奈川県・千葉県の全部と、埼玉県のうち東部4郡(北足立郡・南埼玉郡・北埼玉郡・北葛飾郡)である。これにともない、他師管の倍の連隊区を持つ状態は解消した。長野連隊区・横浜連隊区は廃止になり、かわりに甲府連隊区を新設した。また、小笠原島警備隊区は結局いちども発足せずに陸軍管区表から除かれた。 第14師団は日露戦争で戦時編成された部隊なので、管区表改正時に存在していたが、その師団司令部が管区業務をとるまでは日数があり、その間、明治40年陸軍省令第12号(9月18日制定)により、第1師管は管区表の第14師管をも含めることとなった。このとき、第1旅管が新第1師管、第2旅管が新第14師管の連隊区を管轄する、と分担した。 第1師管(1907年9月18日 - 第14師管設置まで)第1旅管麻布連隊区 甲府連隊区 本郷連隊区 佐倉連隊区 第2旅管水戸連隊区 宇都宮連隊区 高崎連隊区 熊谷連隊区 上が移行期の旅管・連隊区、下が移行後のものである。 第1師管(第14師管設置後 - 1924年5月6日)第1旅管麻布連隊区 甲府連隊区 第2旅管本郷連隊区 佐倉連隊区
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