本種はアノマロカリスの一種(1980年代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 02:49 UTC 版)
「ラガニア」の記事における「本種はアノマロカリスの一種(1980年代)」の解説
バージェス頁岩から発見された本種の全身化石 一時期では本種のものとして考えられた未命名種 cf. Peytoia の前部付属肢 本種の完全な全身化石は1980年代で記載がなされ、Walcott 1911(a, b)と Conway Morris 1978 に別生物と解釈された部分は、全て1つの動物種に由来であることが判明した。同時に同じ生息地(バージェス頁岩)のアノマロカリス・カナデンシス(Anomalocaris canadensis)の全身化石も発見され始め、この2種を含んだ動物群(ラディオドンタ類)の全体像が徐々に明らかになったが、当時のアノマロカリスの胴体は本種に同型(後方に位置する眼・楕円形の体・単純の尾部をもつ)と考えられた。この見解は Whittington & Briggs 1985 で更に踏襲され、両者の主な相違点は前部付属肢のみ(本種は熊手状、A. canadensis は触手状)で、本種はアノマロカリスの1種 Anomalocaris nathorsti として再分類された。また、この時点では、未命名種 cf. Peytoia の前部付属肢は本種由来のものと解釈された。
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