本種はアノマロカリスではない(1990年代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 02:49 UTC 版)
「ラガニア」の記事における「本種はアノマロカリスではない(1990年代)」の解説
アノマロカリス・カナデンシスの全身化石(1枚目)と復元図(2枚目)。本種とは明らかに異なった尾扇と小さな頭部をもつ。 なお、Collins 1996 では更に完全の A. canadensis の全身化石が記載され、本種とは別属にすべきほど多くの相違点をもつことが判明した。A. canadensis は触手様の前部付属肢だけでなく、前方に位置する眼・流線型の体・発達した尾扇も本種とは大きく異なる。以降、本種は A. canadensis を含んだアノマロカリスから除外されるようになったが、Collins 1996 では A. canadensis の歯は「ペイトイア」に同型と解釈されたため、それを基準にした「Peytoia nathorsti」を本種の学名にするのは不適切で、元々本種の胴体を示す「Laggania cambria」を本種の学名にした。
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