本丸南面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 22:49 UTC 版)
この面は、明治初頭に撮影された古写真によって櫓の姿が判明している。 冠木御門(かぶきごもん) 本丸の大手虎口にあった桝形門。虎口は内桝形をなしており、土橋を渡って南正面に桝形門形式で言うところの「二の門」である冠木門(平門)、西に一の門である櫓門が開かれていた。冠木門土塀石垣と櫓門櫓台石垣が現存するが、門礎石などは自動車の乗り入れのためコンクリート舗装のスロープがあり、確認できない状態となっている。 坤櫓(ひつじさるやぐら) 本丸南西隅(未申の方角)に上げられていた三重櫓。現在は櫓台石垣が残り、その上に有馬記念館や民家が建てられている。 太鼓櫓(たいこやぐら) 本丸南に上げられていた三重櫓。冠木御門の西にあった。現在は櫓台石垣が残っている。 巽櫓(たつみやぐら) 本丸南東隅(辰巳の方角)に上げられていた層塔型の三重櫓。城内で最も規模が大きかったため、天守の代用となっていた。1620年(元和6年)頃に建てられ、平面寸法は約12.7m×約14.5mあった。現在は櫓台石垣が現存するほか、久留米出身の画家である青木繁の記念碑がある。
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