本丸と帯曲輪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/31 05:39 UTC 版)
羽衣石城の本丸は山頂部に設けられ、東西66メートル、南北20メートルほどの細長い長方形である。本丸の西端に模擬天守が建造されているが、天守が存在したかどうかは定かではない。模擬天守建造に伴う試掘調査の際、地鎮具と見られる壺が出土した。本丸への入り口は本丸西側にあり、石垣を用いた虎口も設けられている。 一段下がって本丸を取り巻くように帯曲輪が設けられている。帯曲輪の北端からは試掘調査の際に柱穴や柵穴が検出され、物見櫓や板塀の存在が推定されている。現在、帯曲輪西端には東屋風の展望台が建てられている。 調査の際、瓦の出土がなく、基本的に建物は板葺であったと思われる。
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