未登録なものを表すx.ツリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 15:42 UTC 版)
「メディアタイプ」の記事における「未登録なものを表すx.ツリー」の解説
"x."ツリーは、私的利用であったり外部に公開しない環境で当事者同士の積極的な合意の下での利用であったりする場合に用いられる。このツリーでの登録は受け付けられていない。 未登録で使用できるメディア型の命名規則は以下のように変遷している。 当初、RFC 1590とRFC 1521では、"x-"で始まるサブタイプを登録不要・私的利用としていた。 RFC 2048では、極めて稀な場合として、必要に応じて、私的利用・実験的な用途で"x-"と"."で始まる名前を使用して良いが、なるべく避けるべきとしていた。文字“x-”で始まるメディア下位型は実験メディア型と呼ばれる。 RFC 6838では、私的利用に"x."ツリーが用意されているが、使用は極めて避けるべきとされている。また、"x-"で始まる下位型は登録不要・私的利用ではないこととなった。 登録不要のメディア型名を使用するのではなく、できるだけ登録されるべきとされている。このため、ベンダーツリー・パーソナルツリーへの登録手続きは簡略化されている。もちろん、標準化団体の標準化手順を通して、標準ツリーへの登録を申請しても良い。 広く運用されているメディア型("x-"接頭辞を持つファセットのないサブタイプ)で未登録のものについては、可能な限り適切なファセット付きの下位型名で登録し直すべきとされている。それが困難な場合、メディア型のレビューアとIESGの承認の後、ファセットのない名称のままの登録も可能である (RFC 6838 Appendix A. Grandfathered Media Types)。 ファセット付きで登録し直された例: image/x-icon → image/vnd.microsoft.icon ファセット無しで登録し直された例: application/x-gzip → application/gzip x-付きのまま登録された例: application/x-www-form-urlencoded 構文: type / x. メディア型名 [+接尾辞]
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