未着となった入場券の数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 04:40 UTC 版)
「新宿替え玉事件」の記事における「未着となった入場券の数」の解説
選挙当日までに「入場券が届かない」という有権者の苦情が選挙管理委員会に相次ぎ、選挙当日に再交付を行った。一例を挙げると東京都世田谷区では再交付を行った数がおよそ8000人にものぼった。最終的に東京都の選挙委員会では都内で約10万枚の投票所入場券が紛失、本人へ未着、または行方不明と公表している。この当時の東京都内の有権者数は約734万人である。 「入場券が届かない」という苦情は郵便局へも寄せられたため、郵便局による調査が実施された。当時の郵便局には郵政監察官による郵政監察制度があり、郵便について発生した事件の取り調べを行うことや逮捕権も持っていた。およそ8000枚にわたる入場券再交付を行った世田谷区では、郵政監察官による調査の結果、半数のおよそ4000枚が「宛所尋ねなし」等の理由で郵便局に返戻されたが、残りは行方不明となったことが明らかにされた。 世田谷区選挙管理委員会係長の田中昭二は毎日新聞の取材に対し、都内の投票所入場券の不明分10万枚のうち、不在者投票および選挙当日に行われた替え玉投票を含め、およそ半数の5万票程が不正投票に用いられた疑いがあると発言した。
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