未完状態と結末について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 00:35 UTC 版)
作者の死去により、本作は未完に終わっているので、「エリはルルロフ殿下と結ばれるのか? また内木との関係はどうなるのか?」「ルルロフ殿下の顔を含めた正体」の謎は結局明かされずじまいとなっている。原作第52話『エリさま記憶そう失!?』・アニメ第40回Bパート『お姉さんがやってきた』で、未来のエリが「妃殿下」として現在の地球に里帰りしているが、これが現在に依る姿なのか、パラレルワールドに依る姿なのかは不明である。 アニメ第56回(最終回)Bパート『はじめまして、ルルロフです』では、原作に無いオリジナルの展開であるルルロフ殿下がエリおよび内木と友人になるというラストが採用された。この時にもルルロフ殿下は顔を見せていないため、その正体は謎のままである。なお、『アニメージュ』1991年6月号のチンプイ特集では、「ルルロフ殿下=内木」という説が紹介されている。 元中央公論社社長で藤子不二雄ランド編集長だった嶋中行雄は藤子・F・不二雄大全集に収録されているコメントにて、藤本存命中に嶋中が結末について尋ねると「アニメ(映画)の中で結論じみたことは出している」と回答されたと語っている。同じく、アニメ版の監督を務めた本郷みつるは藤子から直接結末を聞いたものの、見事にその部分の記憶が欠落しており、「自分が考えていた幾多のパターンのひとつであったような気がする」「結末自体は話をきいて納得がいくものであった」と語っている。
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