木造多聞天眷属立像とは? わかりやすく解説

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木造多聞天眷属立像

主名称: 木造多聞天眷属立像
指定番号 3303
枝番 00
指定年月日 1975.06.12(昭和50.06.12)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書 岩座裏に文永四年十二月晦日大仏師康円作の銘がある
員数 1躯
時代区分 鎌倉
年代 1267
検索年代
解説文:  これら三躯の四天王眷属像は、既指定の静嘉堂所蔵の一躯(重文と共に一具をなすもので、各像の岩屋裏に書かれた銘によって、これらが文永四年(一二六七)に内山永久寺真言堂に安置するために、運慶の孫といわれる仏師康円によって造られたことがわかる。
 龍王などの異類である眷属の姿は、図像などにみることができるが、彫刻としては、現在唯一の異例といってよい。それぞれ表情髪形服制などに変化対照意図されており、彩色もこれに合わせて色調文様措き分けて一具群像としての工夫こらされ、そこには当代代表的作家康円の秀れた技巧うかがわれるが、全体工芸的な趣致にまさるのは、小品のゆえばかりでなく、鎌倉後期彫刻一面を示すものでもあろう。



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