木爾チレンとは? わかりやすく解説

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木爾チレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 17:35 UTC 版)

木爾 チレン
(きな チレン)
ペンネーム 木爾 チレン
誕生 (1987-06-03) 1987年6月3日(38歳)[1]
日本京都府京都市
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本
最終学歴 大谷大学卒業[2]
活動期間 2010年 -
デビュー作 『溶けたらしぼんだ。』
配偶者 けんご(2023年 - )
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木爾 チレン(きな ちれん、1987年6月3日[1] - )は、日本小説家京都府京都市出身。

経歴、人物

中学生のときから小説を書き始める。きっかけは、好きな男の子に16回振られたため、小説の中でその恋心を成就させようと思ったから[3][4]。影響を受けた作家は、吉本ばなな山崎ナオコーラ川上弘美。学生時代の自身を「3軍」、「余っていたタイプ」と呼称しており[5]、一方でウェブ上では(アマチュア小説家として)「神」であったと述べている[6]。ペンネームは自身で創作したアイドルキャラクターの名前が由来[6]

2009年、大学在学中に執筆した「溶けたらしぼんだ。」で第9回女による女のためのR-18文学賞(優秀賞)を受賞。2010年、大谷大学を卒業。大学時代の芸術系講座の先生は「溶けたらしぼんだ。」の透の人物像のモデルとなっている。2012年8月、幻冬舎より『静電気と、未夜子の無意識。』を単行本で出版し、デビュー。その後は、ボカロ小説、ライトノベルを執筆。

2023年2月22日、小説紹介クリエイター・けんごとの結婚を発表[7]

作品リスト

単行本

雑誌掲載・アンソロジー収録

小説
  • 「溶けたらしぼんだ。」 - 『小説新潮』2010年6月号
  • 「可愛いヨ、世里子」 - 『ユリイカ』2013年7月号
  • 「夏の煌めきが聴こえる」 - 『KING OF PRISM by PrettyRhythmノベル&イラストアンソロジー』(ビーズログ文庫アリス、2016年11月)
  • 『青春と恋、そしてミステリー 説明がつかない現象と私が生徒会に入った説明』(西東社2019年4月)共著 - 第1、5、9、10話 執筆
  • 「#ファインダー越しの私の世界」 - 『小説推理』2023年11月号
  • 「最前」 - 『貴女。 百合小説アンソロジー』(実業之日本社、2024年6月)
  • 「うちとあんた」 - 『小説トリッパー』2025年夏季号
エッセイ
  • 「忘れられないメロディー「女の子はときどき映画の主人公になる」」 - 『PONTOON』2010年7月号
  • 「オン・ステージ「よなかのオフロ。」」 - 『月刊ジェイ・ノベル』2010年8月号
  • 「親本のう 子本のう」 - 『papyrus』2012年10月号
  • 「くつろぎの時間「乙女のくつろぎ論」」 - 『別冊文藝春秋』2014年11月号
  • 「Oh! マイアイドル「少女の想いは、永遠。」」 - 『小説すばる』2015年1月号
  • 「〆切めし」 - 『小説現代』2022年8月号

出典

  1. ^ a b 木爾チレン×倉田茉美「恋愛と創作」『私はだんだん氷になった』(二見書房)刊行記念”. 本屋B&B (2022年9月26日). 2025年5月31日閲覧。
  2. ^ 2013年8月5日オープンキャンパスを開催しました! - 大谷大学
  3. ^ 新潮社インタビューより
  4. ^ 木爾チレン × 橘ももが語る、小説を書き続けることの楽しさと難しさ 『夏の匂いがする』刊行記念対談”. Real Sound|リアルサウンド ブック (2025年1月17日). 2025年3月9日閲覧。
  5. ^ 実は「私も余っていたタイプだった」 京都・祇園が舞台のデスゲーム小説 作者が込めたのは |京都新聞デジタル 京都・滋賀のニュースサイト”. 京都新聞デジタル (2024年12月29日). 2025年3月9日閲覧。
  6. ^ a b 【小説家の苦悩】小説を書き始めたきっかけは恋が実らなかったこと|ネット小説で神と呼ばれる|プロになってからの苦悩とチャレンジ|小説家・木爾チレンに迫る”. 【MEW’S BOX】カルチャー動画メディア (2024年11月28日). 2025年3月9日閲覧。
  7. ^ 「小説紹介クリエイター」けんご氏、作家木爾チレン氏と結婚発表「幸せな家庭を」出会いも明かす - 結婚・熱愛 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com (2023年2月23日). 2025年3月9日閲覧。
  8. ^ THE RAMPAGE 岩谷翔吾×木爾チレン『二人一組になってください』対談 「言葉が刃になっている今の時代に読んでほしい」”. Real Sound|リアルサウンド ブック (2025年3月1日). 2025年3月9日閲覧。

関連項目

外部リンク




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