有効条件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/03/04 18:07 UTC 版)
大会・競技・種目によって異なるが、参加するにあたって“参加標準記録の突破”には記録・成績の他にも期間(記録日)など様々な有効条件が設けられる。たとえば有効期間については、所定の締切日から遡って1年か2年前までの間に達成された公式記録だけが有効なものと設定されたり、エントリーに際して競技団体が発行した記録証や証明書などの書類の添付が必要な場合もある。 過去に参加標準記録の突破に成功していても、その記録が全ての有効条件を満たさなくなった選手は、参加可能で所定の期間に開催されて認定や選手選考の対象となっている公式の記録会や大会に参加して、参加標準記録を再度突破しなければならない。 これは近年優良な成績を記録していない選手に、何年も前に出した記録を根拠として出場機会を要求されることを防ぎ、また大会そのもののレベルを維持する目的もある。また大会によっては、参加者を直近の好成績者に絞り込むことで大会規模の無秩序な肥大化や予選に要する時間の長大化を防ぐことも、参加標準記録に様々な条件を付け加える目的の1つである。 年齢別競技や年齢制限がある競技では、参加標準記録を突破しても年齢の条件が合わない場合には参加資格は与えられない。 また、根本的なところで選手が選手としての資格要件を満たしている必要があり、これを満たさなくなった場合には参加標準記録は事実上無効になる。
※この「有効条件」の解説は、「参加標準記録」の解説の一部です。
「有効条件」を含む「参加標準記録」の記事については、「参加標準記録」の概要を参照ください。
- 有效条件のページへのリンク