明治天皇の截香
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 05:47 UTC 版)
『明治天皇紀』には、明治10年(1877年)2月9日に奈良行幸の際に正倉院宝物を御覧ののち、内務省博物館局長の町田久成に命じて長さ2寸、重さ8.9グラムを切り取り、東大寺東南院で聞香し「薫煙芳芬として行宮に満ちた」と記録されている。なお、これとは別に明治5年に蜷川式胤と町田久成が正倉院宝物を調査したときの記録『奈良の道筋』によると、「黄熟香一名蘭奢待。少々粉を火に入れたところ、香気軽く清らかにして、誠に微かな香りあり」と記している。
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