旧西村山郡役所とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 旧西村山郡役所の意味・解説 

旧西村山郡役所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/27 23:01 UTC 版)

旧西村山郡役所
施設情報
正式名称 寒河江市郷土館
前身 西村山郡役所
専門分野 郷土考古・民族
管理運営 寒河江市
延床面積 319.7平方メートル(旧郡役所)
147.8平方メートル(旧郡会議事堂)
開館 午前10時
閉館 午後4時
所在地 991-0041
山形県寒河江市大字寒河江字長岡丙2707
位置 北緯38度23分4.0秒 東経140度16分5.4秒 / 北緯38.384444度 東経140.268167度 / 38.384444; 140.268167座標: 北緯38度23分4.0秒 東経140度16分5.4秒 / 北緯38.384444度 東経140.268167度 / 38.384444; 140.268167
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示

旧西村山郡役所(きゅうにしむらやまぐんやくしょ)は、山形県寒河江市にある博物館。山形県指定有形文化財に指定されている。

概要

長岡山さくらの丘に位置しており、その名の通りかつては西村山郡郡役所として機能していた。

1878年明治11年)7月に西村山郡が成立すると、県令・三島通庸によりいち早く指示がが出され12月に竣工した。和洋折衷の建物で現存する洋風建築としては、県内で最も古いものである[1]。当初の建築地は市街地中心部の楯南村だった。建物は木造2階建て、両翼1階建ての洋風建築である。屋根は木羽葺き[2](後に銅板葺き)で玄関の上にはバルコニーが配されている。

その後、寒河江町役場などとして使われたが、1981年昭和56年)に現在地である、長岡山に移設された。

内部は資料館になっており、郡制時代における西村山郡の政治や経済・文化をテーマとした展示が、また同じ敷地内に建つ郡会議事堂では西村山郡内で出土した縄文土器石器などの考古資料の展示が行われている。

沿革

  • 1878年(明治11年)7月 - 郡制が布かれる。
    • 8月 - 西村山郡役所として建設が始まる。
    • 12月4日 - 落成。
    • 12月7日 - 開庁。
  • 1886年(明治19年)8月 - 敷地内に郡会議事堂が竣工。
  • 1918年大正7年) - 郡会議事堂が郡立実業高校として移築。
  • 1923年(大正12年) - 郡制廃止。残務整理のため郡役所は存続。
  • 1926年(大正15年) - 郡役所廃止。
  • 1978年昭和53年) - 山形県有形文化財に指定される。
  • 1980年(昭和55年) - 旧郡会議事堂が山形県有形文化財に指定される。
  • 1981年(昭和56年) - 長岡山に移築復元。
  • 1983年(昭和58年) - 旧郡会議事堂が長岡山に移築復元。

開館時間・休館日

料金

  • 大人(15歳以上) 100円
  • 子ども(15歳未満) 50円

アクセス

脚注

  1. ^ 山形の宝旧西村山郡役所
  2. ^ 『寒河江市史 下巻』p.98

参考文献

  • 寒河江市史編さん委員会 『寒河江市史 下巻 近代編』2007

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「旧西村山郡役所」の関連用語

旧西村山郡役所のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



旧西村山郡役所のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの旧西村山郡役所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS