旧系列主要企業の近年の動静
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:24 UTC 版)
「野村財閥」の記事における「旧系列主要企業の近年の動静」の解説
戦後、上位都市銀行は融資系列で企業集団を率いたが野村財閥は大正時代における新興財閥であり大和銀行をメインバンクとする巨大企業は多くはなかった。。大和銀行は1990年代以前に、信託併営を認められた唯一の都市銀行であったため、出店店舗数は限られてはいたが、企業年金の残高や主幹事数は信託銀行含めトップを堅持していたため、他の都銀との合併における有力な花嫁候補として、名が取りざたされたこともあった。しかし、1995年9月、大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件が発覚。これによって米国から追放処分を受け、1998年には海外業務から撤退。1995年当時は住友銀行との合併を噂された(日経新聞に記事掲載)。 最終的に2003年3月にあさひ銀行と経営統合。りそな銀行となった。 東京生命保険は1997年のアジア通貨危機で経営不振に陥り、2000年に国内中堅生保が相次いで経営破綻したことで、信用不安が生まれ、翌年3月に自主再建を断念。経営破綻した。(旧野村財閥の新年会にて大和銀行、野村証券、東京生命等で救済も話し合われたとのことだが大和銀行の海保頭取が固辞したとされる)破綻後、大同生命と太陽生命がスポンサーとなり、T&Dホールディングス傘下のT&Dフィナンシャル生命保険として再建された。 2001年、野村證券は持株会社移行に伴い野村證券と持株会社の野村ホールディングスに機能を分割。旧野村證券が野村ホールディングス(持株会社)に衣替えし、新たに旧野村證券が行っていた証券・付帯業務を行う事業会社、新・野村證券を設立した。
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