日韓関係への言及
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 02:20 UTC 版)
「ダグラス・マッカーサー2世」の記事における「日韓関係への言及」の解説
ウィキソースに国務省機密電文3470号の原文があります。 駐日大使在任中の1960年4月26日、韓国の四月革命によって李承晩大統領が失脚し亡命に追い込まれると、それまで李政権がとっていた対日強硬路線によって悪化の一途をたどっていた日韓関係を懸念したマッカーサーは、翌27日には本国国務省に宛ててこの千載一遇の機会にアメリカがとるべき行動を提言した電文を送付している。これが「マッカーサーの電報」として知られる国務省機密電文3470号である。 この文書の中でマッカーサーは、竹島は古来日本の領土と認識されている島であり、これを李政権が武力によって不法に占拠したものであると明記している。そして、 人質外交をやめさせ、人質となっている日本人漁師を直ちに解放させるべきである。 李承晩ライン周辺の韓国領海外の公海上で日本の漁船を拿捕する行為を中止させるべきである。 韓国の次期政権に対して、竹島を日本に返還するよう圧力をかけるべきである。 次期政権にいかなる形においても竹島を返還する意思がない場合には、米国は最低限でもこの件を国際司法裁判所に付託し仲裁を求めるよう主張すべきである。 などの提言をつづっている。
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