日本要人のEU訪問
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 03:19 UTC 版)
「日本と欧州連合の関係」の記事における「日本要人のEU訪問」の解説
1991年以降、ほぼ毎年日EU定期首脳協議が実施されており、ヨーロッパにおける開催(主にブリュッセル)と日本・東京における開催が交互に行われる。この定期的な協議を除けば以下のような往訪がある。 2014年3月にはハーグに赴いた安倍晋三が、ファン=ロンパイ欧州理事会議長及びバローゾ欧州委員会委員長と首脳会談を実施。主にクリミア危機についてが議論された。なおこれ以降、ウクライナ情勢は継続的に日・EU間で主要な議題となっている。 2015年1月には当時外務大臣だった岸田文雄がブリュッセルを訪問。フェデリーカ・モゲリーニ欧州連合外務・安全保障政策上級代表と外相会談を実施して、日本・EU経済連携協定やウクライナ情勢について議論が展開された。 2016年5月にはブリュッセルにて安倍晋三とトゥスク欧州理事会議長及びユンカー欧州委員長が首脳会談を実施。 2017年3月にもブリュッセルにて安倍晋三、トゥスク欧州理事会議長、ユンカー欧州委員長の三者間で首脳会談が実施された。 2018年4月には当時外務大臣だった河野太郎とフェデリーカ・モゲリーニ欧州連合外務・安全保障政策上級代表が外相会談を実施。 2018年10月にもユンカー欧州委員長と二者間の首脳会談をブリュッセルで実施。主要な議題としてイギリスの欧州連合離脱が挙がった。 2019年9月には、招待を受けて安倍晋三が欧州連結性フォーラムに出席。「持続可能な連結性及び質の高いインフラに関する日EUパートナーシップ」の署名、「国際協力機構(JICA)と欧州投資銀行(EIB)との間で協力覚書」の署名が実施された。 2022年2月には、G7外相会合のためドイツを訪問していた林芳正外務大臣がジョセップ・ボレル欧州連合外務・安全保障政策上級代表と外相会談を実施し、緊迫化しつつあったウクライナ情勢などについて議論を交わし、ウクライナにおける領土の一体性や日本から欧州への天然ガスの融通が確認された。
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