日本社会党訪中団との会見における毛沢東の発言
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「毛沢東」の記事における「日本社会党訪中団との会見における毛沢東の発言」の解説
1964年7月に日本社会党の佐々木更三率いる訪中団が毛沢東と会見した際に、過去の日本との戦争について謝罪すると、毛沢東は「何も謝ることはない。日本軍国主義は中国に大きな利益をもたらしてくれた。これのおかげで中国人民は権力を奪取できた。日本軍なしでは不可能だった」と返した。元大日本帝国陸軍中将の遠藤三郎と毛沢東の会見、元A級戦犯の久原房之助と毛沢東の会見でも毛沢東から似た発言がなされた。この発言をした1964年は大躍進政策の失敗後であり、文化大革命の前夜であった。毛沢東は、日本人を「日本軍国主義者」と「日本人民」に分けて考え、後者と統一戦線を組み、第三の革命とされた日本人民革命を起こさせようと考えていたという。沖縄返還を要求する日本人民の愛国闘争を支持するとも人民日報で述べていた。
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